交感神経と副交感神経のバランス

交感神経と副交感神経は、
作用的に見ると「表と裏」または、「陰と陽」の様な関係です。
 
分かりやすく、車に例えれば、
交感神経がアクセルで、
副交感神経がブレーキ
というような感じです。
 
例えば、
交感神経が優位になると血圧が上がって、
副交感神経が優位になると血圧が下がります。
 
なんとなくイメージとして、シーソーのように
片側が上がると、片側が下がるように感じます。
 
だから、副交感神経を高めると交感神経が
低くなるものだと持っていたいのですが、
最近、読んだ本にはそうではないと書いてありました。
 
2つのバランスには4つのパターンがあり、
・両方が低い状態
・交感神経が高い状態
・副交感神経が高い状態
・両方が高い状態
となります。
 
結論を言えば、
交感神経と副交感神経の両方が高い状態で
バランスが取れているのが一番いいのだそうです。
 
この状態の時に一番心身のバランスがとれて、
普段の力が発揮出来るそうです。
 
理想は1対1だそうです。
もちろん2つの働きの関係で多少のズレはあるものです。
 
多少の範囲で許容出来る範囲は、
1対1.5
までだそうです。
それ以上にズレが生じると体の様々な不具合へと
つながっていってしまうのだそうです。
 
日常、アクティブに活動されている方は、
交感神経が優位になり勝ちです。
それでなくても今の日本の環境は、
ストレスがかかったり、緊張したりと
交感神経が高くなりやすい環境です。
 
交感神経を落ち着けて、副交感神経を高めるに最適なのは、
「ゆっくり」動くことです。
 
今の日本人には、
ゆっくり動きながら自律神経のバランスを整える事が必要なのだと思います。
 
そんな方には、
slowly(ゆっくり)
gently(穏やかに)
に体を動かすフェルデンクライス・メソッドがとてもオススメです。
 
ストレス解消に一生懸命、体に負荷をかけているみなさん、
常に活動的に動いているみなさん、
オンとオフをきっちりと分けてしまっているみなさん。
 
つまり、アクセルとブレーキを極端に使ってしまって
バランス良く使えていないみなさん!
 
体のバランスをとるために
ぜひ一度受けてみてください。