今回は中山牝馬ステークスの検証を行っていこう。

「牝馬限定」、「中山芝1800m」、「ハンデ重賞」という荒れる要素が満載のレースで求められる要素とは何なのだろうか?

まずはレース質について考えていこう。

異例の牝馬限定戦

通常、牝馬限定の重賞というのはスローペースの瞬発力勝負になりやすい。いかにキレるか、いかに上がり3ハロンの瞬発力を発揮できるかが、レースのポイントになってくる。

しかし、中山牝馬Sでは全くと言っていいほど瞬発力が求められない

なぜなら、中山牝馬Sは持続力レースになる可能性が極めて高い。実際に歴代のレースラップと、前後半1000m(※1800mであるため、真ん中の1ハロンはどちらにも含む)のタイムを比較してみよう。

2014年
12.7-11.4-11.8-12.3-12.2-12.0-12.0-11.7-12.4
前後半1000m:60.4−60.3

2013年
13.1-12.0-12.2-12.3-11.7-11.9-11.9-11.5-11.9
前後半1000m:61.3−58.9

2012年
12.8-11.4-11.9-12.7-12.7-12.8-12.0-11.8-12.5
前後半1000m:61.5−61.8

まず、どの年も極端に緩んでいない。牝馬限定の中距離戦なら中盤に13秒台のラップを刻んでもいいものであるが、そういうレースにはならない。

さらに前後半のタイム差がほとんどないようなレースになりやすい。

2013年は前後半のタイム差がある。しかし、この年は5ハロン目からすべて11秒台後半を刻むというロングスパート合戦(=持続力レース)になっていた。

以上のように、中山牝馬Sは持続力レースになる可能性が極めて高い

波乱の理由はここにある。牝馬限定重賞を歩んできた馬はペースに戸惑う。特に上がり3ハロンの競馬に特化した馬は中盤で溜められないため、自慢の末脚を繰り出せない。

このように牝馬限定戦で結果を出してきた馬が人気を裏切るため、波乱傾向にあるのだ。

よって、上がり3ハロンの瞬発力に特化したタイプは大幅にマイナス評価をする必要がある。持続力レースに対応できる血統や脚質の馬を買っていくべきだ。

例えば瞬発力型のこの馬は“危険な人気馬”と言えるかもしれない。

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前走は後方一気で上がり2位を記録。展開に左右されやすい馬で、前が総崩れになるようなレースになるなら台頭してきてもおかしくないが、おそらくそういうレースにはならない。

差しそこねて4、5、6着あたりが関の山ではないだろうか?

さて、ではどんな血統を買っていけばいいのか? それは次回の検証で明らかにしていこう。