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前日27日は錬成会で、28日は本番の日程の富士山杯。各県代表選抜チームも多数出場する今大会は、ある意味、普通に武道館の全国大会よりレベルが高いかもです。いや、絶対高い(笑)。

 

我が洗心道場からは愛知県代表に4人選出されており、今回洗心道場として出場したものの、大将を除いてはいつもの東院(Bチーム)とさほど変わりません。

 

繰り上げの洗心チームで出るものの、4年生慎之介が洗心胴を付けてこんな大会に出るなんて、ちょっと場違いじゃないのかとも感じたのは事実。特に選抜チームとの対戦なんて、4年生の慎之介では瞬殺されるのではと思っていました。

 

思ったよりも頑張れた前回の佐賀遠征の大麻旗も同じように思っていましたが、重武装の相手に「竹槍1本で突撃~!」ってな感じです(笑)。

 

そんな事を思いながらも前日の錬成会では、「いろんな遠征に連れて行ってもらっているだけあるのかな~。」と感じる成績でした。

 

とは言いながらも、選抜チームは選抜チーム同士で対戦していたらしく、この大会の本当の怖さを知るのは次の日の本番です。

 

予選4チームによるリーグ戦は、さっそく富山県選抜チームと同組になりました。きっと先生方も「終わった!」と思ったのではないでしょうか(笑)。

 

富山県選抜チームの慎之介の対戦相手は、確か去年4年生ながら富山県NO.1になったS君。って言うことは、5年生になった今は既に中学生レベル?しかも、なぜ先鋒?終わった、そんな感じです(笑)。

 

そう、同じ先鋒の慎之介にとって、これぞ正しく「竹槍1本で突撃~!」状態です(笑)。

 

選抜チームとの対戦は、前でリードされるとやはり厳しい。ですから、時にあっさりやられたかと思えば、時に信じられないほどの「幻の一撃」で金星をもぎ取って来ることもある不思議慎之介のキセキに期待し、あとは全力で逃げ切るなんてプランも試合前にはお母さん方で話していたらしいですが、試合開始30秒も経たない内にそのプランは打ち砕かれます(笑)。

 

その後「幻の一撃」と思わせるような「コテ」が炸裂します。が、旗が上がりません。相手も動けなかったのか動じなかったのかも良くわかりません。確かに剣先は「コテ」を捉えていますが、少し先っぽだったのでしょうか。それとも、先に竹刀と竹刀が当たっていたのでしょうか。とにかく、本当に「幻の一撃」で終わりました(笑)。

 

でも、最後の30秒ぐらいは互角と思えるほどの戦いを見せてくれました。本当に良い経験をさせて頂き、感謝の気持ちで一杯です。S君の良いところを見習わせたいと思います。

 

試合の方は慎之介以降みんな頑張り、副将が2本勝ちを収めて本数差逆転。大将戦はそのまま逃げ切り、チームとして金星を上げることが出来ました。そして、堂々の予選突破です。

 

決勝トーナメントに進んだ32チームは、選抜チームか名門道場ばかり。慎之介にとって、対戦させて頂けるだけでも有難い、そんな感じです。

 

決勝トーナメント1回戦、慎之介と比べて1ランク上だなと思わせる対戦相手。やはり1本取られましたが「コテ」で1本取り返して来ました。

 

その後、またもや副将大将で漫画に出てくるような逆転劇を展開。凄いの一言です。さすが洗心道場の6年生と思いました。

 

決勝トーナメント2回戦は、結果的に優勝した石川県選抜チームとの対戦でした。

 

石川県選抜チームの先鋒は、慎之介より体と共に2ランクは上の感じで、そして当然の如く1本取られます。

 

しかし、取られたその直後、「幻の一撃」がここで出ました。「狙っていた!」と言っていた慎之介、またもや「コテ」で取り返してきたのです。その後の1分少々は堂々慎之介も負けじと攻め、引き分けで終えました。

 

試合の方は、これまた漫画的な活躍を見せた副将大将で追いつき、代表者戦に持ち込みました。そこで敗れてしまったものの、ちょいと伝説に残るような副将大将の今大会の戦いぶりだったようです。

 

慎之介もあれだけの相手からでも1本取れたのだから、これからは1本取られない慎之介にもなって欲しいですね。ノーガードの打ち合いの剣道ばかりでは、やはり勝ちきれません。

 

それでも1本取り返して来た慎之介、本当に頑張ったと思います。

 

チームの最終結果はベスト16。副将大将の頑張りがほとんどかも知れませんが、低学年が2人入っているこのメンバーで、しかもこの大会でこの成績は信じられないほどです。

 

「愛知洗い人」木村 照臣

(株)木村クリーニング

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