事業計画書の作成 利益計画と資金計画

どーも。松岡です。
事業計画書の作成における留意事項についてご紹介してきましたが、今回の利益計画と資金計画が最後です。

利益計画と資金計画を作成するうえでの留意事項は以下のとおりです。

(1)最低でも1年以上の期間について作成する。
利益計画・資金計画については、最低でも起業後1年間、できれば3年間程度の期間についてある程度、詳細なものを作る必要があります。
あまり、長すぎる期間にわたる計画は、予測の部分が多くなりすぎますし、短すぎる期間の計画では、行き当たりばったり的なものとなってしまいます。

(2)利益計画と資金計画の整合性に注意
利益計画・資金計画を作成するにあたっては、両者が整合的である必要があります。よくあるケースとして、利益計画については、かなり詳細に作っている一方で、資金計画についてはアバウトな感じになっているものが見受けられます。
利益と資金は表裏の関係にありますので、両者の整合性に留意が必要です。

(3)利益計画・資金計画については定期的に見直しする。
利益計画・資金計画については、できれば月次単位で、最低でも四半期ごとには、実績と計画を比較して、かい離が生じているものについて分析を行う必要があります。
かい離の原因が悪い要因に基づくものである場合には、その要因を取り除くための対策を検討する必要があります。逆に、かい離の原因が嬉しい誤算的なものであれば、その部分に注力することにより、もっと良い結果を得ることができるかも知れません。
ビジネスの進め方は、その時、その時で微調整がなされるのが普通であり、このように定期的に振り返りを行うことにより、今後の経営方針の見直しをすることが重要です。
経営方針の見直しに伴って、当初の利益計画・資金計画についても見直しを行うことが望ましいです。

あと、利益計画や資金計画は、控えめな数値で作成される必要があります。目標としての利益計画や資金計画を策定することは問題ありませんが、甘い見通しで作成されたものであれば、資金ショートといった結果も招きかねません。
経営者の方々は、自分のビジネスに自信を持っているため、楽観的な見通しに基づいて計画を作成されるケースが多々、見受けられますが、余裕をもった現実的な計画を作成することが重要です。

うーん。事業計画って重要だな~と自分で書きながら再認識しました。
是非、起業を考えている方は、一度、事業計画書の作成に挑戦してみてください。

ではでは、松岡でした(@^^)/~~~