6月13日(土)午前11時半、富山県境の九折(つづらおり)で、2015年度原水爆禁止国民平和大行進(富山―広島コース)の引き継ぎ式が行われた。小矢部市役所を出発し、倶利伽羅トンネルを通ってきた富山行進団は反核・平和マラソンのメンバーを含めて約50人、出迎えた石川行進団は出前うたごえサークルや反核・平和マラソンのメンバーを含めて約70人の参加があった。引き継ぎ式では今年初めて出前うたごえの応援があり、平和行進のテーマソング「青い空は」を富山・石川合同で力強く合唱した。
(富山―広島コース)の通し行進者は今年3月に大津市役所を定年退職した西田重好さん。地元では合唱団員として活躍されている方で引き継ぎ式や津幡町役場での到着集会では、昨年亡くなられた笠木透さんの最後のCD「平和の暦」を朗々と謳いあげられた。
今日の行進コースは富山県境から越中坂の光現寺で昼食・休憩、午後からは県道215号線沿いに歩き、途中から旧北国街道だった竹橋通りを行進し、倶利伽羅・道の駅にて休憩、中津幡駅を経て津幡町役場までの約9kmである。昨日までの(能登コース)の行進距離は2km前後であり、後半はかなりバテ気味だった。
午後4時過ぎに到着した津幡町役場では土曜日閉庁にもかかわらず、総務課長はじめ9人の職員に出迎えていただいた。到着集会では矢田富郎津幡町長のメッセージ披露(総務課長が代読)、アピール署名簿、矢田町長の行進ペナントの外、被爆者援護・救援募金用のペットボトルが12本も集められていたことに感激した。
<矢田富郎津幡町長のメッセージ>
2015年原水爆禁止国民平和大行進に参加の皆さん、本日は富山県から行進を引継ぎ、県境から9kmの平和大行進お疲れ様でした。
この平和大行進は、6月4日富山県朝日町を出発し、広島市まで約700㎞のコースのほか全国各地で繰り広げられているとお聞きしております。
昨年、町長として核兵器禁止のアピール署名に賛同し、署名をいたしました。また、毎年8月「原爆と人間展」を開催し、世界平和の実現を願っているところであります。
「核兵器のない世界」「平和への思い」をこの大行進により、引き継ぎ、届けていただきますよう期待し、原水爆禁止世界大会と国民平和大行進のご成功を心よりお祈り申し上げます。
平成27年6月13日
津幡町長 矢田富郎