に乗った。
● タクシーと言えば
林さんだ。Webやぎの目の。
都内のサラリーマンが飲みの帰りにタクシーに乗る。
終電が終わっちゃってるからだ。
● で
乗務員さん(運転主さん)とのやりとりを
短いコラムに書いていた。
これが非常におもしろくてニヤニヤしながら読んでた学生時代。
● 今日、タクシーに乗る
ふだんは
相武台前→相模大野→湘南台→戸塚
で帰るわけだが。着くとほぼ午前1時なわけだが。
● 今日は
相武台前→相模大野→湘南台
でゲームオーバー。
地下鉄の改札へ行くと、目を合わさないようにしながら
市職員が
−はい、もう、ないですよー。
−ないよー
と言って歩いてる。
なんだよ、
● お客を「おまえ」と言っていた
相●鉄●線と同じじゃねぇか、なんだよ、
それは。
お客さま、終電が行ってしまっておりますので、
本日はご利用になれません。
ぐらい言えよタコ。
と心で叫び、笑顔でタクシー乗り場へ急ぐ。
● すると
全っ然、来ねぇ。
で、長蛇の列が
● できるかというと
そうでもなく、コンスタントに3、4人が
「じーぃ」っと待ってる感じ。
湘南台ってけっこう田舎だ。
● やがて来る
タクシーに「どこまでですか?」と聞かれる。
−戸塚ですー。
−戸塚の?
−あ、●●ですー
−●●って、長後街道を下っていけばいいですかー?
● よく、
分からないです。
● といったら
苦笑された。
で、「今日はボスと飲みで、気がついたら電車が終わり、お金もくれず、飲みも割り勘で。」
● 明日、嫁さんに、怒られますわ
と、サラリーマンぽい手話を交えながら語ると。
「分かる分かる〜」
と乗務員さんも乗り気だ。
● しばし
そんな話題で盛り上がったが。しかし
● そもそも赤の他人なので
会話がもたない。
湘南台から、僕の自宅アパートまでは2、30分ぐらいかかる。
そこで。
● 乗務員さんが振ってきた話題は
−いや〜、うちの社の近くにさぁ
−はぁ、
−ここ10年、ずーーっと舗装されない道があってよぉ。
−はぁ、
−それもさぁ、3、4メートルぐらいの区間なんだわぁ。
−ええ
● 以降、
その舗装されない道について15分ほど話合いながら
自宅に到着しました。
−その両側に、こう、わかる?10軒ほど家があるわけ
−ええ
−晴れてりゃいいよ、でもさ、人生と同じで晴ればかりじゃねぇわけだ
−はあ
−舗装されてないと埃がでるじゃん
−っすよねぇ
−舞うわけ
−舞うんすねぇ
−そうよ、でさ、俺もずーっと不思議だったんだけどさぁ、
−何がですか?
−だからさ、その両側に、こう、10軒ほど家があるわけよ
−ええ
−で、埃がさぁ
−はあ
−舞うわけよ
−(さっき聞いたなあ)ええ、不思議っすねぇ、それ、舗装されないんですか?
−そうよ、もう、ここ10年ぐらい舗装されなくてさあ、道って人生みたいで
−埃が舞うわけですか
−埃?違う、晴れの日ばかりじゃないんだよ
−ああ(結論は埃じゃんよ・・・)
● みたいな話をしながら
「会社の近くのなぜか舗装されない道」の話だけで
大人はタクシーに20分ぐらい乗って、3220円払えることが判明。