鉄腕ダッシュ~トルコの激酸っぱ料理・リモナタ


昨日、ツイッターで赤坂のトルコ料理・アセナの綾子さんから、
こんなツイートがありました

先日、日テレの「鉄腕ダッシュ」に出たことで、
全国のトルコ料理店に「すっぱい料理」についての問い合わせがあったそうです。
某トルコ料理店がブログで「あれはヤラセ」
「トルコ料理のイメージを変えるようなことはヤメロ」みたいな批判している記事がありました。
それほど影響があったのか…ご迷惑かけてすみません。

なるほど。で、私はすぐに返信。

やっかみでしょ、美味しい料理さえ出せば何の問題もありません。

しかし、よく考えてみると、
その某トルコ料理店が本当にやっかみだけで記事を書いたわけでもなさそうです。
綾子さんもその辺りはよくわかっていて、こんなツイートを書いています。

多少の誇張はあっても、あの企画自体、TOKIOの悶絶する姿を見て楽しむもの?ですよね^^;
実際お店でお出ししている料理は、当然美味しく作っています。
私達はテレビでトルコ料理を取り上げていただけるだけでも嬉しいんですが・・・

そうそう。
そもそも一流の料理人に、激辛、激酸っぱ、激苦料理を作らせること自体失礼な話。
ただ、マスコミというのはアインシュタインに「シェー!」させるような(表現が古い)、
その人の本当の才能や能力以外のものを好む傾向がありましてねえ。

実はかく言う私も、最初にこの企画を聞いた時に、
なんだ、レベントシェフのホントの料理じゃないんだと思ったものですが、
トルコ料理を貶める内容ではなかったし、
TOKIOのお二人がすごく好感持てたので、ちょっと胸をなでおろした次第です。

出演者によっては不愉快なこともありますからね。
(それにしてもテレビ局は企画力不足です。
 激辛、大食いのあとは激酸っぱ、激苦かい)。

まあ、芸能人の中には色物でデビューして出世する人もいて、
テレビ局というのは、そういうものですから仕方ありません。

あ@花さんのツイートは、さすがにわかっていてこんな書き込みをしています。

でもそういうマーケティングはさっさと卒業したほうがいいです。
テイクオフの時だけです。メリットがあるのは。

その通り。
いつまでもやっていられませんが、良い機会にすればよろしい。

でも、あのリモナタは味わってみたいな。
イタリアでリモーネ(レモン)のジェラートを食べると、独特の香りがしますが、
同じ地中海、トルコのレモンも期待大です。
もしかして最初にアセナに入った時に出た、すっぱいスープのもとはあれだったのかな?

写真は先日、アセナで行われたベリーダンスのワンカット。
レストランでは滅多に踊らないダンサーだそうです。

鉄腕ダッシュ~トルコの激酸っぱ料理・リモナタ” への5件のコメント

  1. あっちの筋書き
    取材ってあっちの筋書きがあるもんだから
    そこにのっかってこっちが有利かどうかはいちいち考えないといけないですね。
    テイクオフの時期には、多少色物扱いされてもメリットがある場合もありますが
    私たちのように、レベントシェフのすごさを知っているものにとっては、激すっぱいとか失礼な扱いだろうとか思います。
    それだけ優秀な料理人だからですね。
    トルコ料理のおいしさって、意外とドイツ在住経験者の間では鉄板だと思いますが(あの食べ物のまずい国でオアシスのような存在だったゆえ)
    まだまだ一般には知れ渡ってないのかな。

  2. ありがとうございます
    マスオさん、こんばんは!
    私の思っていたこと、ほぼ全て書いて下さって本当にありがとうございます。
    本来のトルコ料理よりも過剰に演出された料理をお出ししてしまったことで、全国のトルコ料理店に少なからず影響が出てしまい、改めてテレビの力の大きさを感じています。
    今回は、ゴールデンタイム、スマップに次ぐ地位(?)のグループの10年以上も続く長寿番組ですから、オファーが来たときは本当に嬉しかったですよ。出たくても誰もが出られる番組ではありませんし、いよいよアセナもこんな有名タレントさんと共演できるようになったかと。

    ひとえに、レベントの実力を認めて下さったからこその依頼だったと思っています。たとえ、本来レベントが作る味付けではないにしても、彼は最初から最後までエンターテインメントに徹していて、番組を盛り上げようと忙しい仕事の合間を縫って、もの凄く頑張っていました。その結果、オンエアでは紹介された店の中で一番長い時間を取って放送されることとなり、本当に良かったと思っています。また、今までの経験から、横柄な態度の人やこちらに案を出させておいて連絡が途絶えたり、「企画が無くなった」等と平気で嘘をついたりするようないいかげんなテレビ制作の人たちも数多く見て来ました。今回は決してそうではなかったし、番組スタッフの方々もトルコ料理の下調べから撮影、映像チェックまで入念にして下さったのもよかったと思っています。

    そもそも、毎年多くの日本人がトルコへ旅行に行くのに、なぜいつまでもトルコ料理がマイナーなままなのか、という思いもありました。とっかかりは何であれトルコ料理がテレビに取り上げられることに意義がある、日本ではまだそんな段階なんですね。今日も実は「トルコのピザ」をご紹介する撮影があったのですが、「トルコにもピザがあったんですね!」そんな切り口ですから・・・(^^;
    マスオさんやあ@花さんのように、トルコ料理に理解の深い方はまだ多くないと感じています。今でこそ独自の個性を持ったお店も少しずつ出来てきてはいますが、ほんの数年前までは、日本にあるどこのトルコ料理店も同じようなメニュー、値段の横並びな店が多く、自分たちの努力の足りなさを痛感していました。以前には、アセナのメニューを値段から何から丸ごとパクったようなお店も出現したりしました(そういう店は今では全部潰れていますが^^;)

    私達アセナも、ただのトルコ料理じゃない、「レベント・トラン」が作る料理だからこそ価値があるんだということに力を入れ始め、マスオさんにレベントのキャラクターデザインをお願いしたり、羊を一頭仕入れたり、ワイン会やイベント開催をしたり…と、他のトルコ料理店がやっていないこと、考えつかないようなことをやろうという意気込みで4カ年計画をたてたんですね。今年はその2年目なのですが、昨年からまいて来た種が少しずつ発芽して来て、震災という痛手はあったものの、それ以降のテレビのオファーが6件、ネット系が2件、企業向けが1件と、以前とは比べ物にならないほど各メディアから評価していただけるようになりました。まだまだアセナ及びレベントは成長中です。私自身は、彼はまだ持てる実力の半分も出していないと思っています。
    何だか長文になってしまい、失礼いたしました^^; 

  3. そういえば
    あ@花さん、おはようございます!

    >取材ってあっちの筋書きがあるもんだから
    >そこにのっかってこっちが有利かどうかはいちいち考えないといけないですね。

    まさにそうですね。

    すべてではありませんが、マスコミの中には失礼な人も多く、
    以前、アル・ケッチァーノの奥田シェフが某堀○尾キャスターと某弁護士女性が司会の番組に出てまたが、
    お二人とも肝心のメニューの中身についての関心が低く、
    「儲かるでしょ」(肝心なことではありますが)とかいった質問に終始し、
    さらにはシェフを田舎の料理人扱いして接していて、あまり愉快でなかったのを覚えてます。
    (あのキャスター、役者出身でそちらでは目が出ずにキャスターで出世した変り種です。
     そのせいか出演者と妙に張り合う、わるいクセがあるみたいです)。

    奥田シェフはそれについては何も言ってませんでしたが、スタッフの評判は(以下略)。

    今回の鉄腕ダッシュの場合、レベントシェフの本来の実力とは違うものを求められていたものの、
    それに比べると、レベントシェフに敬意は払われていたと思いますし、
    決してわるい扱いではなかったのが救いでした。

    それにしても、彼の国でトルコ料理とタイ料理の存在は、おっしゃる通り鉄板ですね。

  4. アセナだけに
    トラン綾子さん、おはようございます!

    メッセージありがとうございます!
    お気持ちが伝わってきて、私も嬉しいです。

    言い方はわるいですが、今回の鉄腕ダッシュ・・・企画自体は凡庸な色モノですが、
    それにしては一番良いかたちの扱いだったのではないかと思います。

    何より料理人レベントシェフに対する一定の敬意が感じられたこと、
    TOKIOのお二人が思いのほか良い人だったことなど、
    やはり長寿番組だけあって、番組に関わる人の質が良いのでしょうね。
    被災者のおじさん、おばさん、おじいちゃんの顔を見ると、それを感じます。

    ただ、綾子さんご自身は、ほかのトルコ料理店からの横槍が気になったのでしょうね。
    ただ揶揄されただけなら、気にすることはないと思いますが、
    今回の企画は本来のトルコ料理とは違ったニーズを求められたわけですから、
    トルコ料理を愛するがゆえに、心中察して余りあるものがあります。

    ただ、批判したトルコ料理店にしても、逆の立場で自分の店が出るとなったら断らなかったと思いますよ。
    日本におけるトルコ料理の認知度を考えると、断れる店なんてありません。
    非難するなら同胞(ライバルでもありますが)のトルコ料理店ではなく、
    番組自体は批判するのがスジではないでしょうか。

    ただ、正面からマスコミ批判を口にできる料理店なんてないでしょうから、
    あえてほかの店からの批判は甘んじて受けるしかないと思います。

    反対にトルコ料理の酸味は、大衆に認知されたのですから、

    レベント料理にそれを積極的にアピールする方が発展的でしょうね。
    (もうやってるか)。

    震災直後のアセナの人の入り(アセナに限らんが)を見た時は、本当に心配になりましたが、
    それで色々な手を考え出したことで、
    かえって今、それが良い方向に向っていると思います。

    ともかくもレベントシェフほどの料理人は、そうそういるものではありませんし、
    アセナに足を運ぶ人はみなそれを知っています。
    微力ながら、彼の持つ能力が120%出せるよう・・・そのためには食べに行くのが一番だね。
    今週はランチに行きますので、よろしく。

    ま、アセナだけに、アセんナいでやりましょう・・なんて、ウフッ♪

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