CAN-C通信エラーによるエンジン始動不能/クライスラー300C

 

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エンジンがかからなくなったトラブルにて、UGへ修理ご入庫いただいた、2008yクライスラー300Cの診断です。

 

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症状的にはキー操作を行なってもセルが全く作動せず、酷いときにはキーON状態にも時折りならない状態です。

上記症状から単純に思いつくのは、例えばキー操作部であるワイヤレスイグニッションノード(WIN)の機能不具合。

 

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しかしwiTECH2.0(ワイテック2)にてECU診断を行うと、エンジン(PCM)やミッション(TCM)をはじめ主要となるECUが殆ど通信出来ない状態

いわゆるCAN-Cラインに絡むECUが全くコミュニケーションをとれていないので、データーリンクライン及びゲートウェイ辺りに原因があるかと推測出来ます。

 

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エンジンルーム右前に装着されるヒューズ/リレーボックス、FCM(フロントコントロールモジュール)が存在しなくなった年式では、このヒューズボックス自体がゲートウェイ機能を有しています。

 

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一見、単なるヒューズ/リレーボックスに見えますが、TIPM(Totally Integrated Powaer)モジュールという名称にて、車両システムの電気および電気機械負荷の一部の電力を制御する主要ECUのひとつとなります。

 

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TIPMの内部制御不良が発生すると、各ハードワイヤースイッチ入力やCANバス回路等の受信データーに対し、その出力制御機能に弊害が発生し、且つゲートウェイ機能が損なわれる為に発生するCAN-C不通トラブル…今回の故障原因はTIPMの内部制御不良によるものと判明

 

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新しいTIPMに交換した後は、wiTECH2.0を使用してオンラインによる車両構成処置を行ない、正常機能の復活です。

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間300件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2018y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績340台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



 

*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

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クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約

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