義史のB型ワールド

2012年1月28日

遂に本物の”富山ブラックラーメン”を食べた!と言っても富山では無く三木でだけど・・・。でも確かに旨かった!

Filed under: ラーメン — 代理人 @ 9:24 午後
 
代理人記録
 
先日、TVで放送された”大阪ラーメン覇王決定戦”と言う番組で、準優勝したラーメン屋『金久右衛門』の看板ラーメンが”大阪ブラック”だった事からも言える様に、最近はちょっとした”ブラックラーメン”ブームである(って、当ブログでは何度も書いて来た様な気がするが・・・)。個人的には、十数年前に北海道に行った時、札幌にあるイカスミを使った真っ黒なスープのラーメンが、当時から有名で、私も食べに行った事があるのだが、その時は既にお店の営業が終わっていたのでお店が閉まっていて食べれ無かった。あるいは、京都に住み始めた頃に、イの一番に食べに行った老舗の中華そば屋『新福菜館』昨年、遂に姫路に支店が出来た!)も、通称”黒ラーメン”と呼ばれていたし、数年前には大阪でも『黒らうめん炭蔵』と言うお店で、黒いスープのラーメンを食べた事がある。
 
何よりも、私の大好きな『新在家ラーメンもんど』の限定ラーメンで、3年程前に初登場した”加古川ブラック”は超お気に入りラーメンで、当ブログでも限定で登場する度に、何度も紹介して来たお馴染みの”ブラックラーメン”になっている。が、昨今の”ブラックラーメン”ブームの火付け役と言えば、何と言っても富山県のご当地ラーメンと言われる、その名も”富山ブラック”で、当ブログでも時々お土産用の生麺タイプ”や”カップ麺、果ては”ベビースターラーメン”等も紹介して来たが、本物の・・・、と言うのか実際の店舗では”富山ブラック”を食べた事が無い!
 
京都まで行くと”富山ブラックのお店『麺家いろは』の支店があるので、丁度一年前の今頃に、旧友に会いに?と言うか越前蟹三昧をしに福井へ行った帰りに、京都で途中下車して食べて帰ろうか?とさえ思ったのだが、あの時は大雪の影響もありちょっとお疲れ気味だったので、真っ直ぐに帰って来てしまったので、何時か日をあらためて京都まで食べに行こう!と思っていたぐらい。
 
が、しかし!!!その『富山ブラック麺家いろは』が、1月の中旬頃、三木市にある三木市立かじやの里メッセみき”で開催されたB級グルメの祭典?”グルメサーカス”に出店される!と耳にしたので、これは滅多に無いチャンス!てか、わざわざ京都まで足を運ぶ事も無くなる!って事で、食べに行ってみたのでご紹介!!!
 
富山ブラック麺家いろは
こちらが先日、日本全国の「うまいもの(逸品)」を三木市に一堂に集めた食の祭典”グルメサーカス”の会場で出店していた『富山ブラック麺家いろは』のブースで、この写真はお店の営業開始前だったので、客の姿は全く写って無いが、営業時間中は行列が絶える事の無い?人気だった?とか言う噂・・・。何でこんな早い時間から現場に居たのかと言うと、並ぶのが嫌いだった事や、ラーメンなら朝飯代わりに食べるのが丁度良い?って事で、午前9時頃から出掛けて行ったら、意外と早く着いてしまい、未だグルメサーカスの開場時間になって無かったのだった。そう言えば、何年か前に長渕剛のコンサートで三木市民会館に行った時に思ったのだが、三木って意外と近いのよね・・・。そんな事もあり、昨年は4~5回以上、三木に来てたんだけど・・・。
 
富山ブラック麺家いろは
で、出展ブースの前にはこの様な派手な看板が置いてあり、それを読むと”東京ラーメンショーで三年連続売上高No.1!、更に2011年は5日間で14585杯の新記録!!”との事。ちなみに一口に”富山ブラック”と言っても、実際に現地富山に行くと様々なお店があって、特にどのお店が人気?と言う事は無さそう?なのか、私が知らないだけかも知れないのだが、所謂、全国各地に支店を構えたり、この様なイベントに出店している唯一?のお店がこの『麺家いろは』って事もあり、全国的な知名度も高い!他の地区で例えるならば、新横浜ラーメン博物館に出店して一躍有名店となった『和歌山ラーメンの井出商店』とか『徳島ラーメンのいのたに』みたいなもんかな?
 
富山ブラック麺家いろは
ちなみに『麺家いろは』のブースの横には、上の看板とはまた違う立て看板が置いてあり、こちらには”富山ブラック”の特徴として”魚醤仕立ての濃厚黒醤油らーめん”と書かれてある。この辺りは、以前、何度か紹介したカップ麺の記事を読むと、とっくに承知の事ではあるのだが・・・。
 
富山ブラック麺家いろは
それは兎も角として、午前10時を待たずして早速、営業が始まったのだが、その途端に2、3人のお客さんが並びだしたので、私も列に加わる事に・・・。で、先に会計を済まし”富山ブラック”が出来上がるのを待っていると、お店の前にはこの様なお土産らーめんとして、定番の”黒醤油らーめん”の他に”白えび塩らーめん”なる物も売られていた。”ブラックラーメン”に続いて”ホワイトラーメン”で売り出そうと言う魂胆か?って、白いスープと言えば既に世の中に”白湯スープのラーメン”(あるいは白濁した豚骨ラーメン?)が数多く出回っているのだけど・・・。それは兎も角”白えび塩らーめん”もちょっと気になったけど、お土産用のパックだったので、今回はパス。また何れ機会があれば食べてみる事にしよう・・・
 
富山ブラック麺家いろは黒醤油らーめん
そしてこちらがこの日、実際に食べた『富山ブラック麺家いろは』の”黒醤油らーめん”で、お値段は800円也。真っ黒なスープの色を際立たせる為か、ラーメン鉢は真っ白だ・・・、って、お店の看板の写真を見るとラーメン鉢は赤色なので、もしかすると単にイベント用の発泡スチロールの器を使っているからだけの事かも知れないが、見た目のインパクトは十分にある。まさに”ブラックラーメン”だ!!!
 
ちなみにお店のスープの説明を要約?すると”旨み成分を多く含み、塩分を控え目にするという独自の製法で造られた超濃厚な魚醤。それが長い歳月をかけて熟成された秘伝の黒醤油となり、丸鶏などを使った食肉系スープと、白エビや宗田ガツオなどで作る魚介系スープを合わせたWスープが味の決め手”なんだとか・・・。Wスープと言えば・・・、”もんどラーメン”の原点もそうだった・・・。
 
富山ブラック麺家いろは黒醤油らーめん
てな事で、早速”富山ブラック黒醤油らーめん”のスープを一口味わってみると、口の中にどどーっと押し寄せる魚醤の香り!しかも見た目から来る醤油辛さは全く無く、どちらかと言うと甘い。そしてその甘さも播州ラーメン程の甘さでは無く、丁度良い感じの甘さで、期待していた通り、中々旨い!!!個人的に煮干しを使った魚介風味のスープのラーメンが大好き!って事もあり、結構好きな味だ。私の中でブラックラーメンと言えば”加古川ブラック”がその代表格であったが、やはり本物?は一味違う?と言う印象(とは言え、両方とも好きな味だ)。
 
ちなみにネギの上に掛かっているブラックペッパーは最初から掛かっていた物で、甘目のスープにピリッとした刺激を与える効果があり、普段はあまり胡椒を使わない私であるが、これはこれで合ってたかも。
 
富山ブラック麺家いろは黒醤油らーめん
で、”富山ブラック黒醤油らーめん”の麺はこんな感じで、お店の説明では”無添加自家製全粒粉麺”との事。箸で摘まんで持ち上げると、魚醤たっぷりの秘伝の黒醤油が麺に絡んで、麺まで黒くなっているが、上で書いた様に全然、塩っぱくは無いし、このストレートの細麺も中々旨い
 
富山ブラック麺家いろは黒醤油らーめん
そしてこれまた『麺家いろは』ご自慢のチャーシューはこんな感じで、お店の説明に寄ると”厳選した国産豚バラ肉を秘伝の黒醤油でじっくり煮込み、しっかりした旨みととろける柔らかさが自慢のチャーシュー”との事。私の好きな”もんどの加古川ブラックはマスターのこだわりで焼豚では無く牛すじ煮込み”が入っていたのだが、このお店はラーメンの王道の如く、普通にチャーシューで、濃い目のスープに負けぬぐらいのしっかりした味付けで、これがまた旨い!しかも通常の薄くスライスされたタイプの他に、偶々かも知れないが、ヘタの部分も入っていて、2種類の食感が楽しめて、これまた楽しいチャーシューだった。
 
てな事で、この日はふと思い立って”グルメサーカス in 三木”で出店されていた”富山ブラック麺家いろはの黒醤油らーめん”を食べに行って来たのだが、期待通りに中々美味しいブラックラーメン”だった。個人的にはちょっと前に食べた、この前のTV番組で準優勝した”金久右衛門の大阪ブラック”よりも今回食べた”富山ブラック”の方が美味しかったなあ・・・(”大阪ブラック”を食べたのが天満店だったからかな?)。醤油味が濃い味が好きな人には”大阪ブラック”の方を好むのかも知れないが、甘口好きな播州人には、ちょっと甘目な”富山ブラック”の方が好きな様な気がする。私の好きな『もんど』で例えるならば、甘口スープの”加古川ブラック”か、醤油味が前面に出る”蔵出し醤油麺”か、みたいな感じかな?何れにしても”富山ブラック”はぜひまた食べてみたいと思うラーメンだ。願わくば『麺家いろは』とは違うお店の”富山ブラック”を食べてみたい気はするけど・・・。

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