OS X Yosemiteが発表されたので、Mountain LionのままでもよかったけどなんとなくMarvericksを入れることにしました。
Mountain LionからはMac AppStoreからアップグレードできるのでラクなんだけど、あれこれいじってあるのでクリーンインストールすることにしました。
フォントのバックアップを忘れずに
TimeMachineはあまり信用してないので、手動でバックアップします。(自分的な)バックアップする箇所は以下の通り。
- ユーザフォルダ(~/)
- Adobe製品で使用するブラシ類(/Applications/Adobe Photoshop CC 2014/Presets/等)
- システムライブラリにあるフォント類(/Library/Fonts)
特にこだわりがなければユーザフォルダをHDDなりに丸ごとバックアップすればOK。自分の場合はAdobe系を使うのでブラシ類やフォントをバックアップしておく必要があります。
iTunesや仮想マシンとかあると容量が大変なことになると思うので、HDDは大きめのものを用意しましょう。
DiskMaker Xで楽々USBインストールメディアを作成
今回はクリーンインストールなので、Marvericks用のインストールメディアを作成してクリーンインストールします。
- MarvericksをMac AppStoreからダウンロード ※インストールではない
- 4.5GB以上のUSBメモリを差す(大抵は8Gでしょう)
- DiskMaker Xをダウンロード、マウントして起動
- DiskMaker Xの指示に従ってUSBインストールメディアを作成
これだけです。フォーマットも自動でやってくれるので簡単。ただ書き込みするときDiskMakerXが落ちたような挙動をするので、その場合は気にせず待てば良いです。完了すれば「やっほい」って言ってくれます。
Marvericksのインストール
インストールも簡単。
- 周辺機器は抜いておく
- インストールメディアをMacに差しておく
- Option(Alt)を押しながらOSを起動
- 「OS X Marvericks」と書かれたUSBメモリが表示されるので、矢印キーで選択して起動
- Marvericksのインストール画面が表示されたら、メニューからディスクユーティリティを起動し、Mac内にある領域を「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマット(消去)
- あとは指示に従ってMarvericksをインストール
途中で要求されるWi-fiやApple IDは後でやればいいと思います。
最低限の初期設定
忘れがちな初期設定を書いておきます。殆どはシステム環境設定の作業です。
コンピュータ名の変更
- 「共有」の「コンピュータ名」を任意の文字に変更
- 「編集…」をクリックして、「ローカルホスト名」も変更する
マスターパスワードの設定
- 「ユーザとグループ」のユーザ一覧下部にある歯車アイコンをクリック
- 「マスターパスワード」をクリックしてパスワードを変更する
ネットワークアカウントサーバ
- ※社内などドメイン参加している場合のみ
- 「ユーザとグループ」のユーザ一覧下部にある「ログインオプション」をクリック
- ネットワークアカウントサーバ横にある「編集…」をクリック
- 「+」をクリックし、サーバ欄にドメインアドレスを入力して「OK」をクリック
- 認証が出ると思うので、認証処理を行う
ファイアウォールの有効
- 「セキュリティとプライバシー」の「ファイアウォール」タブをクリック
- 「ファイアウォールを入にする」をクリックして有効化
スーパーユーザーパスワードの設定
- ターミナルを起動
- 「sudo passwd root」と入力
- パスワードを入力(2回)
- 「su -」を入力しrootになれるか確認
マウススクロールの加速問題
Mac標準のマウスカーソル挙動がすごく嫌いで、なんとか解消できないものかと探していた時期がありました。これについてはカーソルセンスやMouse Accelerationで解決できたのですが、Mountain Lionになると今度はスクロールの異常加速が気になりました。
あまり良い解決方法が見つからなかったのですが、とりあえず「DesableExtremeScrollAcceleration」でしのいでます。シャットダウンするとオフになるらしいのでユーザのログイン項目に追加して試用中。
アプリによっては効かなかったりするので、ほかの解決方法がないか模索中です。
Windows共有プリンタの登録
Mountain Lionから独自のSMBが導入された関係で、共有プリンタの登録がうまくいかなくなることが多々ありました。
Windowsサーバ等に登録している共有プリンタを登録する際、共有プリンタ名が日本語の場合UTF-8でURLエンコードする必要があります。
例えば、プリンタ名が「総務課P1」だった場合、「%E7%B7%8F%E5%8B%99%E8%AA%B2P1」という感じにします。
URLエンコードには「UrlEncode.net URLエンコード」を使用しました。
日本語共有名の時点で登録ができないので注意しましょう。
Marvericksにしてみて…やたらメモリ食う
導入したアプリは後記事に回すとして、Marvericksにしたものの、メモリ食いがやたら多くなってしまいました。常駐型のメモリ解放アプリを入れようものなら頻繁に解放するせいで非常に動作が重くなってしまうので、解放アプリは入れない方がいいでしょう。
操作面においては特にMountain Lionと大きく変更がないため、無理にアップグレードする必要がないかなぁという感じ。ただ、Marvericksでないと動作しないアプリもあるので、それらを動作するにはMarvericksが必要となります。
とりあえず入れてはみたものの、やっぱ再インストールってめんどくさいなぁ・・・というのが感想でした。