光とは何か?-序章ー

(2020/06/29)追記。現在は少し深まったかと思う。プランク定数の概念 (2018/07/17) および軸性光量子 (2019/11/11) がある。

世界は光で出来ている 世界を、その全体像を認識するに『光』の意義を捉えずには不可能である。極論を言えば、世界は光で出来ている。熱とは何か?と言う問いに対して、結局の結論は光に結びつく。質量は何か?と言う問いに対しても、光に導かれる。(2013/09/22)追記。世界は光で出来ているは、エネルギーと空間と質量に繋がる意味である。十九世紀末から二十世紀初頭に掛けて、キュリー夫妻により『放射性元素』の存在が明らかにされ、1900年にMax Planck がプランク定数h[Js]の概念を発表した。1905年にはアインシュタインが『光子(photon)』の概念を発表した。この時代が物理学の新しい展開の基礎となったと考えられる。それから100年が過ぎ、科学技術が生活に革命的に浸透した。しかし、物理学基礎理論がその科学技術の生活と科学意識に役立ち、重要かどうかを検証しなければならない瀬戸際に立たされていると感じる。放射性元素から放射される粒子や光、地球の生命を育む太陽光線。宇宙の果てから届く星座の放射光。人だけに留まることなく、あらゆる万物がその世界の光と共に生きている。物理学と言う学問の専門分野に入れば、科学の発見に基づく知見で光の世界を解釈する。市民の光との関わりとは異なる関係で学問体系が構築される。しかし、光の世界を認識するのに、学問的解釈が日常の市民生活とかけ離れた世界観で在ってはいけない。日常生活が科学の世界観と共通の世界認識に繋がらなければ、科学の意味が無いであろう。光をどのように捉えるか、認識するかはそれが世界の真理を捉えるに欠かせない基礎となると考えている。日本物理学会で、2000年にプランクの業績(発表から100年)を讃えて、特別の大会を開催したように記憶している。第55回年次大会?が新潟大学で行われた。『物理学が問われていること』として三点を挙げた。1.電磁界概念。2.量子力学におけるエネルギー概念。3.特殊相対性理論の曖昧さ。これが物理学における、物理学的解釈の言わば問題にすべき業界論に見えた。市民的日常世界から隔離された、独特の閉鎖社会に見えた。その年がプランクの記念大会とは知らずに、その時点で知った。その翌年、「プランク定数の次元と実在概念」を発表した。量子論で、未解決の問題として、波動性と量子性の両面解釈の曖昧さが物理学の根底に燻ぶっていた。その時の講演発表内容は、光量子概念については余りせずに、『静電界は磁界を伴う』という原点の概要発表が主になったと記憶している。電磁気学の本質を理解しないで、「光量子」概念の理解は困難である、という思いであった。最近の『光量子』概念として私が定義づけているものを解説しておきたい。今回はその序章として、準備もしていないので、過去に学会発表に使った資料を挙げたい。それを見れば、大体の概念は読み取れると思う。第一枚目は、光は『振動等していない』と言う教科書的解釈とは全く異なる意味を表している。そこから光一粒をどのように認識すべきかを二枚目の資料に記した。この一粒の光量子を体積積分すると、いわゆる光量子概念のエネルギー e=hf [J] の値になる。光の振動数 f [Hz] 、プランクの定数 h [Js] による表式に一致する。(2020/06/25)追記、この部分の記事を削除した。それは、量子概念そのものの過去の解釈をも含めて検証しなければならないのである。現在私が悩んでいる点は、上に提唱した量子エネルギー空間分布の波長寸法(可視光線の波長が3800Å~7600Å )が原子、分子の外形寸法(1Å~数十、数百Å)に対する差が大き過ぎる。その差に対して量子論の作用効果を及ぼす事実に納得できる解釈を得ていない事である。光の波長とは何か?の『問答』に対する『答』を得るには『干渉縞』の計測波長をどう解釈するかが重要な観点と考えている。『干渉縞』の計測・観測の経験が無くてこれ以上の解決、解釈に進めるかは疑問である。現在のところ、光一粒の意味を「振動数」と言う「何が振動しているかの振動実体の曖昧さ」だけは排除した概念でまとめ上げた。その解釈を基礎に進める以外は無いと考える。参考:光量子エネルギーのベクトル解析 日本物理学会講演概要集 第61巻2号1分冊p.291(2006.9.23) 。プリズムと光量子の分散 同上 第64-1-2 p.405 (2009) 。眼球の光ファイバーと光量子 同上 第65巻2号2分冊 p.363 (2010.3.20) 、眼球の光ファイバーと色覚

ここで述べた光量子の空間分布式についてまとめたのが、光とは何か?-光量子像ーである。

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