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#04 オリジナルギター(Stratocasterボディー、2ハムバッカー)p.05

工房開設に伴いブログはこちらに引っ越しました。

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木部プライマーが乾いたので、軽く全体にサンディングペーパーをかけて木地を慣らしてから塗装です。今回はワシンのボアステインを使います。メープルのネックはそのままの色でも綺麗ですが、今回はマホガニーネックのように見せるつもりでマホガニーブラウンという色で着色します。着なくなったTシャツを切って、ステインを着けて擦り付けるように塗りました。
  ボディーも#400のサンディングペーパーで全体を磨いて木部プライマーを吹き付けます。ここは僕の二階の部屋から西の空が見える窓です。西日しかささない部屋なんですよ。この下に一階の屋根があって、その下の小さな庭には家庭菜園があります。家庭菜園も西日しかささないので作物の発育が少し悪いです。
  ボディーは赤。ワインレッドという色です。鮮やかな赤にしたいと思います。
  一回目の塗り。一回目と言っても、何度もTシャツの布でステインを刷り込むように塗ってます。ラッカースプレーと違って乾燥するのを待つ時間が少ないので、好みの色になるまで間髪を入れずにどんどん塗ります。
  ヘッドの表だけ黒くします。色が着いて欲しくないところをマスキングして何度も黒を刷り込みます。この黒がなかなか色が乗ってこなくて、塗っては乾かし塗っては乾かしを10回ぐらいやりました。
  ボディーは無謀にもサンバーストに。案の定というかなんというか、失敗してワインレッドの部分の面積が狭くなってしまい、全体に黒っぽい感じになってしまいました。鮮やかな赤にするはずだったのに。表裏と交互に塗るので、反対側の塗装が汚れたり剥がれたりするのを嫌って、ネックの代わりに板をボディーに取り付けて、何枚か歯切れの板を挟んで少し高い位置にクランプで固定して作業しています。
  ボディーはこんな感じ。塗り方は、1)赤を全体に塗る
2)赤に少し黒を混ぜてボディの外側に塗る
3)色の境目はステインが着いていない布で擦ってぼかす
4)もう少し黒を混ぜてボディの外側に塗る
5)色の境目を擦ってぼかす(以下、その繰り返し)ちっともワインレッドじゃない。
  ヘッドの表の黒を塗る時若干不安でした。
イヤな予感が当たって、塗りたくないブラウンのところに黒が着きました。
サンディングして、またブラウンを塗ります。
ここはマスキングしないで、綿棒にステインを着けて、タッチアップです。
毎度のことですが、ギターを制作しているというより、ギターの修理をしているようです。
  塗装はほぼ終了。
ボディーとネックを合体させて記念撮影。たまにこうやって写真を撮らないと、前に進んでいる感じがしないので、こういうのは大事な儀式です。うーん、近くで見ると、サンバーストというよりまだら模様です。
  裏から。ボディーの裏は真っ黒です。ステインで色を付けたところはどの部分もうっすらと木地が見えます。
ボディー裏も真っ黒ですが、よ〜〜〜〜〜く見ると木目が見えます。(2011/12/25記)
  クリア塗装をする前に表面を平滑にするためにサンディングシーラーを塗ります。(この後でサンディングをします)刷毛塗りなので、塗り易いようにうすめ液で少しだけ薄めました。
   うっ・・・・・・
  全部剥がします。やり直し。まだステインが乾いていなかったようです。色合いも望んだ通りにはならなかったので塗り直します。
3歩進んで2歩下がるですね。塗装は難しい。こうやって色を剥がしていると表面がきれいにサンディングされていないところがよくわかります。せっかくなので最初にやったときよりきれいに表面を作ろうと思います。塗装が始まると、サンディングしてサンディングしてまたサンディングしての繰り返しです。 (2011/12/27記)
  今日は会社の帰りに飲んだのでほとんど作業できず。1時間ぐらい塗装剥がしをしただけ。ネックはほとんど剥がしましたがボディーの塗装を剥がすのが大変。続きはまた明日。
  次に作る予定のギターの材料が揃いはじめました。この写真に写っているものの他に、フレットだとかバインディング材とかインレイ材とか細かいのがいろいろ。今回も木材はアイチ木材さんから、金属系のパーツ類はGuitarWorksさんから買いました。バインディング材などは大和マークさんから買いました。ネックはメープルのヘッドに角度がついたもの、指板はインドローズ、他はスプルースとマホガニーです。ギターを作っている人なら、どんなものを作ろうとしているのかわかるかもしれません。難しそうなんでドキドキしてきました。全部、昨日注文して今日届きました。速い!(2011/12/27記)
   塗装を剥がして塗り直しを始めました。前回より少し薄めに着色します。ネットでいろいろ調べて、下地作りー>目止めー>着色ー>サンディングシーラーー>クリアという順番でいいと思って作業していますが、先日サンディングシーラーで色を剥がしてしまったので、もしかすると違うのかもしれません。違うのかもしれませんが、前回は色が定着する前だから剥がれたのかもしれないと思っているので、もう一度同じ手順でやってみます。ダメならまたやり直すつもりです。
  ボディーはこうやって、ネックの代わりになる木をボディーに取り付けて、机から少し浮かして固定して塗装しています。これだと塗装面が乾く前に裏返して反対側の塗装ができます。このやり方よりも、ボディを立てて回せるような塗装用の台があるといいなと思いますが、いずれそういうものも作るかもしれません。(2011/12/29記)
  下地がイマイチだったので、またサンディングして昨日つけた色を全部剥がして塗り直しました。だいたいイメージしていた色に近づいたので一段落。今度は前回よりものんびり塗装します。(2011/12/29記)
  デカールの準備です。ヘッドが黒なのでなんちゃってシルバーにします。
例によって友人にトレースと色付けをお願いしました。いつもありがとう。デカールの中の絵はうちで飼っているうさぎのスイートです。動画はこちら。http://youtu.be/L3B82npMGwg(2011/12/31記)
あけましておめでとうございます。平成24年元旦。今年もよろしくお願い致します。上のデカールですが、黒のヘッドに薄いグレーのを貼ってみました。一番薄いのと二番目に薄いグレーのデカールです。貼ってもグレーの部分が見えません。さて、どうしたものか。
  模型用のエアブラシを入手。ためしにぼかしたい部分にステインを塗ってみます。ラッカースプレーのように色が着かないのでちょっと難しいかもしれません。一応それっぽくなりましたが。エアブラシはタミヤのシングルアクションのもの。コンプレッサーは持っていないのでエア缶を使いました。ぼかしの部分だけを塗るのであれば、小さいエア缶1本で足りてしまいそうです。ステインの赤と黒がなくなりましたので、途中で終了しました。(2012/01/09記)
  久しぶりに塗装の続きです。
今まで何もやってなかったわけではなくて、ボディーの色むらをなくすために、ちょっとづつ色を着けてました。ボディ表のぼかしの部分はこのエアブラシを使ってます。
タミヤの模型用。
ガンはシングルアクションのもの。
初めて使ったエアブラシなので、いいのか悪いのかわかりません。
サンバーストみたいなぼかしを付けるだけなら、このエア缶で足りてしまいます。
  こんな感じ。
そんなに悪くないと思いますので、これで行きます。
もっと淡い色にしたかったんですが、色むらを直してるうちにどんどん濃くなってしまいました。
ヘッドにデカールを貼ったら、ネックとボディーにクリアを吹き始めます。早くこれを完成させないと、2号機の塗装が始ると吊るす場所がありません。(2012/01/28記)
雨が降ったり寒かったりで進んでいなかったクリア塗装を少しづつやっています。
ネックはそろそろいいかな。ボディーはもうひと塗りして、1週間ぐらい乾燥させて研ぎに入ります。そこまで行けば、あとは配線とパーツの組付け、コントロール穴の蓋作りなどをするだけです。CPUはオークションで手に入れたもので、YAMAHAのFOCUSなんちゃらっていうもの。
図面などが手に入らないので、どの線が何を意味しているかがわかりませんから、テスターを使って調べなければなりません。電気のことがよくわからないので少し調べなければ。(2012/02/11記)
  クリア塗装終了。
ボディーの方は7回か8回薄くクリアラッカーを吹いて塗り重ねました。
このまま1週間ぐらい乾燥させてから研磨します。ボディーはエアブラシでバースト塗装みたいにしましたが、それっぽくはなったもののあまり綺麗ではありません。塗装は難しいっていつも思います。iPhone 4Sのカメラだとホワイトバランスの調整ができませんので少し肉眼で見るのと色が違います。ボディーはもっと鮮やかな赤です。(2012/02/11記)
  いよいよ塗装の仕上げ。
水研ぎをします。クリアラッカーの膜がそんなに厚くないので、ビビり気味に#800の耐水ペーパーでゴシゴシ。
 表側もゴシゴシ。
   ネックのヘッドもゴシゴシ。
  ネックの裏側もゴシゴシ。結論から先に書きますと、クリアラッカーをもう一度塗ります。ヘッドの角とボディーの角やパーツを取り付けるための穴の周りの塗装を剥がしてしまいました。
いい感じに塗装面の研磨ができてました。完全にマットな塗装面が作れる寸前にやってしまいました。色を着け直して、木部プライマーを吹いて、クリアラッカーをスプレーして再び乾燥です。
これでまた完成の日が遠のきました。今回は別のホームセンターで買ったクリアラッカーを使います。どうもこちらの方が塗料のノリが良さそうで研ぎやすいです。(2012/02/19記)
  そろそろ磨けるかな。ということで磨きます。全体をザーっとサンディングして塗装面を平滑にし、サンディング跡を消すつもりでコンパウンドで磨きます。
  ボディーの裏側も。クリアラッカーに少しムラがあるのが気に入らなくて、ここは塗り直ししました。
これでまた完成が遠のいた。
   ネックはできました。
極細のコンパウンドまで使って磨き上げてからグローバータイプのペグを付けました。
  ナットの溝を仮に彫ってあっただけだったので、牛骨のナット材がピッタリとはまるように彫りました。
ネックの加工はこれでおしまい。(2012/02/25記)
  クリアラッカーも乾いてきたころなので水研ぎをします。
最近は周りで石けん、味噌、漬け物などを作る人が増えてきました。
写真の石けんはいただきもの手作り石けん。100%オリーブオイルで作られてるのかな。使い心地がとてもいいです。
水研ぎなんかに使ったらもったいないかな。
  クリアラッカーの層が薄いので#600から水研ぎして、#1000、#1500と番手を上げます。もうこのギターは塗装がめちゃくちゃ。ぜんぜんクリアが乗らずにあっちこっち剥がしまくりです。
いろいろと失敗をしたギターなので、これはこのまま進めてとりあえず完成までこぎ着けることを目標にします。
パーツ取り用のギターになりそう。
   全体がマットになるまで水研ぎします。
もうちょっとかな。
 電灯の傘の文字が見えるくらいまでコンパウンドで磨きます。が、飽きてきたこともあるしそろそろ寝る時間でもあるので、磨きの続きはまた後日。
  パーツを全部に仮装着して眺める。
失敗が多過ぎてめげそうになりますが、そんなときはこうやって完成した姿をイメージします。
  もう少し大胆にボディーを削った方がカッコよかったかな。
自分で作ってみよう1号機。
早く最後までやってしまいしょう。
今日はここでおしまい。おやすみなさい。(2012/03/13日)
   ナットを作ります。フレットの高さ+物差しの厚みのところに鉛筆でマークを入れます。
   サンディングブロックから300mmRの弧を写し取ります。
   ヤスリで削ってRの具合を確認しているところ。まだまだ削り込みます。
サンディングブロックから写し取った弧の少し上くらいまで削ります。
  指板の横にはみ出ていた部分をノコギリで落としてヤスリで成形。

丸みをつけて指板にハメてみたところ。

  弦を通す溝をマーク。

42mm幅の指板なので1弦と6弦の溝は指板側面から3.5mmの位置。2〜5弦の溝は1弦と6弦の溝の距離を5等分した位置に。

溝切りはギターが組み上がったときにやります。

  気に入らないところがあったので、6本くらいフレットを打ち直しました。
指板を傷つけないように、指板にステンレスの薄い板を当てて、くい切りでそっとフレットを抜き、フレット溝にノコギリを入れて溝の深さを調整してからプラスチックハンマーで優しく打ち込む。
  ピックアップのエスカッションを削って高さを調整。

エスカッションはレスポール用のネック側とブリッジ側を買ったんですが、角度をつけてネックを仕込むギターだと、ブリッジ側のエスカッションはネック側よりも高さがありますし、エスカッション自体が傾斜して取り付けられるために前後の高さが違います。このギターはネックの仕込み角が0度ですから、ネック側のエスカッションの前後の高さを揃え、ブリッジ側のエスカッションをだいぶ低くしないといけません。

写真は仮の弦を張って具合を見ているところ。まだまだブリッジ側のエスカッションを低くしないといけません。

ここで嫌なことに気がつきました。

どこで間違ったか、指板が高過ぎてフレットと弦の間に余裕がありませんでした。
ネックがかなりボディーに対して高い。

  ネックポケットを削ってネックがもっと低くセットされるようにします。

2mmくらい削ります。
どこかで計算を間違って加工していたようです。

  やっちゃいました。

ボディに誤摩化しきれない傷がつきました。

このまま続けるわけにもいかないので、全部色を剥がして塗り直そうと思います。

並行して作っている他のギターもやりたいし、この失敗で乱れたリズムを修正するためにも、しばらくこのギターは放置しようと思います。

すでに塗り直しをしているボディーです。
同じ間違いを繰り返さないためにも、仕切り直しをして塗り直します。(2012/03/14記)

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