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#10 Light Weight Custom Guitar p.03

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 Skeleton_1_043 ネックの接合部分を作ります。ここは正確に製図を写します。ネック側の継ぎ手部分の厚みが35mmなので、ここはトップ5mmを引いた30mmの深さまで削ります。
 Skeleton_1_044 ピックアップを取り付ける穴の形をハムバッカーのテンプレートを使って罫書きます。
 Skeleton_1_046 角の部分は若干丸みのある穴なので、ドリルで穴を開けておきます。今回はこの部分は25mmの深さに彫りますから、ドリルの穴も25mmの深さに開けてあります。
 Skeleton_1_047 作業の流れとは関係のない写真です。手前の角の部分を欠いてしまいました。写真はそれを修復して誤魔化したところです。欠けた部分を鑿で真っ直ぐに削り落として、木目の似た端材を貼付けて削りました。
 Skeleton_1_048 元の流れに戻ります。鑿でネック接合部とネック側のピックアップ穴を彫りました。完璧には程遠いですが、だいぶこういう加工にも慣れてきました。ネックの接合部は若干キツ目、ピックアップ穴は若干ユル目にしてあります。
Skeleton_1_049 ピックアップを置いてみたところ。いい感じです。
 Skeleton_1_050 ブリッジ側のピックアップ穴も彫りました。使った鑿が写っていますが、左端の鑿は最近オークションで落札した古道具です。使っている鉄が古いものですが、これが良く切れる。古い鉄で作られた刃物は砥ぎやすく良く切れる傾向があると思います。
 Skeleton_1_051 ピックアップの配線用の穴を開けます。
 Skeleton_1_052 コントロールへの穴はこの位置に。いつも6mm径のドリルでこの穴を開けますが、ピックアップによっては、リード線が太くて、ピックアップ2個分のリード線を通すと6mmの穴では小さいことがあります。なので、ここは2つ穴を開けておきます。ブリッジへのアース線を通す穴はブリッジの位置を決めてから開けます。
 Skeleton_1_053 ギター作りで重要な部分の加工です。ネック側は太目(34mm強)、ボディ側は細目(34mm弱)にしてあるので、双方を微調整しながら真っ直ぐにハマるように加工していきます。
 Skeleton_1_054 何度も鑿で薄皮を剥ぐように少しづつ削って、 ハメ合わせを確認してを繰り返します。ここは接着面でもありますから、平らに削らなければなりません。鑿はよく砥いでおかないと綺麗に削れません。
 Skeleton_1_055 まだ底の方がキツくて全部入りませんが、中心はピッタリ合いました。もう一息です。
 Skeleton_1_056 ピタッとハマりました。製図に始まってここまで5時間もかかっています。機械でやるとせいぜい1時間でしょうか。5倍の時間楽しめたことになります。最近は塗装面以外はサンドペーパーを極力使わず刃物だけで仕上げるようにしています。
 Skeleton_1_057 ブリッジは1号機を解体したときに出た部品を使います。
 Skeleton_1_058 コントロール類を取り付ける部品を切り出しました。鋸で角を落とすように切ってヤスリで滑らかな輪郭にしました。これを鉋掛けしてボディ中央部と同じ厚みに調整します。
 Skeleton_1_059 厚みの調整が終わったら内側を切り抜きます。トップに貼るメープルにコントロール類を取り付ける穴を開けて貼りますので、ここを切り取ってしまいました。
 Skeleton_1_060 内側をヤスリ掛け。
 Skeleton_1_061 製図に合わせてパーツを置いてみました。コントロール部と中央部は浅くホゾを切って接合します。(2012/12/23記)
 Skeleton_1_062 ブリッジの位置が確定したので、この位置にアース線ようの穴を開けました。

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